【中学受験、終わりました】

息子の中学受験が終わりました。
春から、本人が「行きたい」と希望していた
学校に通えることに。
ひとまず良かった、良かった!

思えば、合格発表まで長かった・・・。
どこから振り返ればわからないほど、
本当に色々とありました。

親として心底まいったのは、去年の夏。
朝から晩まで休みなく続く、夏期講習。
これでポッキリと息子の心が折れました。
「もう受験しない。塾にもいかない」

親子で大げんかです。
「塾に行きなさい」「いやだ、行かない」
頑なに家を出ない日もあれば、
家を出ても塾には行っていない日もありました。

さて、どうしたもんか・・・。
塾の先生と面接を重ねましたが、
解決策は見つからず・・・
ひとまず本人の気持ちが戻ってくるのを待つことに。
親としては、とても焦りました。

で、さらに困ったのが夏休み後。
2〜3日学校に通った後、急に
「学校にも行きたくない」と。
「はぁっ!?」
また取っ組み合いの大げんか。
でも喧嘩したところで事態は改善するはずもなく、
学校と相談してしばらく休ませることに。
理解力のある校長、教頭、担任の先生には
本当に本当にお世話になりました。

息子が学校に行かなくなって、およそ2ヶ月。
塾もずっと休んでいたので、休塾の手続きをしました。
行ってないのに毎月7万ぐらいかかるのでね(苦笑)
息子は一体どうなっちゃうんだろう?
毎日本当にすごく悩みました。

で、息子が変わってきたのは
児童支援コーディネーターの先生がうちに来た時。
「どうするいつまで休む?」
「うーん、あと2週間」
その後、先生から電話があり
「自分できっちり線を引けたので大丈夫だと思います」と
えーー、そんなはずないじゃん。って

で、運命の2週間後。
担任の先生が朝、迎えに来てくれました。
そしたら息子はあっさり学校に。
次の日も次の日も。
担任はもちろん、クラスメイトが何事もなかったように
受け入れてくれたのが良かったようです。
本当に感謝感謝。

で、数日後、突然息子に聞いてみました。
「受験、どうする?」
「どっちでもいいよ」
「じゃあ受けるか受けないかはギリギリで決めるとして、
準備はしとこうか」
「どっちでもいいよ」

どっちでもいいなら勉強させよう!(笑)
塾に戻るか迷いました。
授業についていけないのではないか?
クラスメイトと溝ができてるのではないか?

で、きっぱりと塾をやめ、
家庭教師を探すことに。
もう11月も半ば。
こんなタイミングで頼むのもどうかと思いながら
ネットで調べた1人の先生と面接することに。

ここでワタクシの引き良さが!(笑)
お願いしたのは近所に住む東大生(しかもイケメン)

息子の状況を話し、夏までの模試の結果を見せ、
志望校を伝えたところ・・・「たぶん大丈夫です」と。

そこから週3回、2〜3時間の勉強。
塾よりも全然少ない!
親としては超不安!

でもね、でもね、息子が楽しそうなんです。

ワタクシはとても反省しました。
夏頃は「塾に行け」としか言ってなかった。
さらにいえば、どんなクラスで
どんな先生に習っているのかも知らなかった。
息子に聞いたら「塾の先生にプレッシャーをかけられるの
すごい嫌だった」と。

それと違って家庭教師さんは顔が見える。
やり取りもめっちゃできる。
しかも息子の弱点と見抜くのが上手。
さらにさすが東大生!
過去問から得る情報量と傾向と対策がすごい。

最後の授業も「社会はここが出るかも」とアドバイスしてくれた北海道の地理がバッチリ出題されました(笑)
すげー。

どんな先生に習うか、って大事ですね!
いろいろあったけど、全て良し!

中学校ではスポーツと勉強に力を入れて欲しいです。

【言葉と方法の工夫】

10月21日・22日、群馬県高崎市で開催された
『日本PTA関東ブロック研究大会』に参加してきました。

ワタクシが参加したのは第7分科会。
講演は教育評論家の親野智可等さんでした。
テーマは「子どもたちをよりよく育てるための、
学校・家庭・地域の連携のあり方について!」。
話の多くは親野さんの経験を交えた子どもとの接し方、
教育に関するエピソードでした。

 

【裏教育の怖さ】

子どもが片付けをしない。歯磨きをしない。何度叱っても直らない。
親野先生はこういう時に
「片付けをしなさい!」「歯磨きしないと遊ばせないよ!」などと
子どもを叱る親が多いと言います。
しかし、
このように「否定的に叱ること」は1つもメリットがないとのことです。
「〜〜しないとダメでしょ!」という叱り方もその1つ。

こうした叱り方は、子どもの自己肯定感を失わせ、
自分に自信が持てなくなる可能性があるということです。
さらに親野先生が心配していたのは、モデリング効果による
『裏教育』だと言います。
モデリング効果は心理学の言葉で「モデル(この場合は親)となる人の
言葉や動作を見て、自分も真似すること」。
つまり、こうした叱り方をされ続けた子どもが
「何かできないことがある相手に対し、それを理由に責めたり、
とがめたりしてよい」という形で記憶し、
友達や兄弟に対し、責めたりする子になってしまうということです。
良かれと思って叱った親の意図とは違う形で伝わってしまうため
『裏教育』と呼んでいるそうです。

では、子どもを否定的に叱らずに、物事をやらせるにはどうすれば良いのか。
親野先生は「言葉と方法を工夫しよう」と提案されていました。
子どもに何かをやらせたい場合は「〜〜しなさい」ではなく、
「〜〜しよう」「〜〜するとよいよ」という前向きな言葉を使う。
方法(やり方)の工夫に関しては、例えば歯磨きをしない子どもであれば、
食後にガミガミ怒るのではなく、食卓のお箸の横に歯ブラシを置いてみる。
これだけのことでも子どもは食後の歯磨きが意識でき、
自発的にやる可能性が高まるそうです。

この「言葉と方法の工夫」は、PTA活動でも必要だなと感じました。
保護者から文句の出やすいPTA活動を
いかに快く、前向きに、そして楽しく活動してもらうか。
そのためには言葉を少し言い換えてみたり、やり方を変えてみる。
少しの工夫で、多くの保護者に「今までのPTA活動とは違う」という印象を
持ってもらえる可能性があるのかなと思いました。

【地域の中の学校】
第7分科会の最後は、とある校長のお話でした。
この校長によると「18歳以下がいる世帯」は
昭和61年が46.2%だったのに対し、
現在は22.6%に半減しているそうです。
校長は「学校に関わる世帯がおよそ2割になっている。
多くの人たちにとって、学校は自分の生活と関係ない場所に
なっているのではないか」とおっしゃっていました。
最近、一部で「学校は迷惑施設だ」という過激な言われ方もしています。
未来の人材を育てる学校が、このような言われ方をするのは
保護者の一人として悲しい気持ちになります。
地域の中の学校のあり方。
保護者として協力できることは限られてはいますが、
そこにも工夫が必要なのかなと感じました。

【絵本『たす』を読んでみた】

先日、知り合いに教えていただいた絵本。
石川善樹さん、石川理沙子さんの『たす』

帯に「理系絵本」「4歳から」とあるので、
次男に読み聞かせしようと早速購入。

「りんご+りんご=?」

答えは「2」だったり「たくさん」だったり。

4歳児はまだピンときていないですが、

ワタクシは「なるほどなぁ」と。

算数は答えが「1つ」だと思っていたけど、そうじゃない(笑)

子どもには、いろいろな視点、いろいろな考え方が身につくといいなぁ。

この「たす」を読んでそう思います。

 

 

【ザリガニ探し】

近所の公園には小川と池がある。
メダカやアメンボがいるし、
先日はマガモが羽を休めてました。

 

そういえばザリガニがいたはずと思い、
4歳の次男と探すことに。

で、次男。

 

池に向かって

「ザリガニ、いるなら返事して〜」と叫んでまして・・・。

 

で、少し経ち

「返事がないからいないみたい」って。

さて、何から教えればいいんだろう・・・!?

【日本史と世界史】

先日、見つけた本。

『日本史&世界史 並列年表』

帯にあるように、日本と世界で同じ時代に

生きていた人を表記しているという本。

 

聖徳太子とイスラム教のムハンマドがほぼ同じ時代を生きていた。

伊能忠敬が日本を歩き回っていた時にナポレオンが活躍していた。

 

歴史が苦手なワタクシとしては、新鮮!

歴史の授業が始まった息子に、パラパラとでも良いので

読んでもらおうとトイレに置いてます(笑)

 

【卒業式の挨拶】

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先日、小学校の卒業式があり
PTA会長として挨拶をしてきました。
相変わらず超緊張しましたけど。

卒業生には自分が思っていることを
自分の言葉で伝えようと思い、
好きな言葉に絡めて話をしました。

頭は考えるときに言葉を使って考えているそうです。
逆に言うと知らない言葉で考えることが出来ない。
例えば「客観的」を知らないと、客観的に考えることが
出来ないそうです。
いろいろな考え方やより良い答えたを導き出したいなら
頭の中にある言葉を増やしたほうがいいよ。
頭の中の言葉は、知識や経験で増えるよ。
知識や経験は自分から積極的に動いたほうが
見つけられるし楽しいよ。
・・・なんて話をしました。

卒業生にと言うより、自分に言い聞かせる感じで(笑)

次は入学式。
新一年生に向けて、何を話しましょうね・・!?

【北斗八星!?】

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先日、某大学の名誉教授にお話を伺いました。
専門は宇宙物理なので、宇宙や星のお話を。

その中で出てきたのが、北斗七星
実は北斗七星は八つの星があるというもの。

北斗七星をひしゃくに例えると、
柄の部分の左から2つ目の星(ミザール)の横に
もう1つ星(アルコム)があるそうです。
(写真だと下から2番目)

ネットで「北斗七星 8つ」とかで検索すると
確かに2つの星が見えます。
そして昔は視力検査に使われていた・・・なんて
嘘か本当かわからないエピソードも。

親子で星を見上げる際には
こんな話をしてみてはいかがでしょう?

星を見るときは夜風で体を冷やさないように
お気をつけくださいね。
(S)

【やっぱり学校って特色がありますね】

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昨日、近所の中高一貫校の学園祭に行ってきました。
学校自体が新しいということもあり、
とても綺麗で雰囲気のいい学校でした。

まずは科学部を見学。
■人工イクラ(もどき)の作り方
■ガウスの法則の実験
■メントスコーラの実験
難しい言葉で説明してくれましたが忘れました・・。

その他、各教室では学習発表、模擬店など
中高生の手作り感溢れる学園祭でした。

余談ですが下の枚目の写真は、鉄道研究会が展示していた
昭和46年のメトロニュース。

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地下鉄債の利回りが素敵です(笑)

 

閑話休題。
息子としては色々な学校を見るのは楽しいようです。
それが勉強するモチベーションにつながってくれると
嬉しいのですが、なかなかそうもいかず(苦笑)

息子は帰り道にメントスとコーラを買って
口の中でメントスコーラをやっていました。
そんなもんです。
(ちなみに買ったのはダイエットコーラではないので
口の中で泡は吹き出さず・・・)

子供のためと言いつつ、親も楽しい学校巡り。
この秋はもうちょっと色々な学校を巡ってみたいと思います。

【育児する男性は!?】

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今年の夏、少し話題になったツイート。

育児をする男を「イクメン」と言うのではなく
「父親」と言うんです。

短いツイートですけど、
なんか心に突き刺さる言葉です。
ワタクシはちゃんと父親できてますかね?!

【気がつくということ】

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写真は、とある放送局に貼られているもの。
見るとわかると思いますが、
赤いのが男性青いのが女性

「このマークをパッと見て、
 赤は女性、青は男性という先入観で見ていませんか?」
という注意喚起。

つまり、その思い込みが放送用の素材を間違え、
放送事故につながりますよということ。
なるほどね、確かにデザインと色で覚えているので先入観があります。

違う局の番組ですが、先日早稲田の大学院で

腸内細菌のメタゲノム解析をされている服部正平先生にお話を伺いました。
収録終了後にこんな話をしてくれました。
服部先生は新しく大学に入ってきた新入生に

こんな問題を出すそうです。

「チンパンジー、パンダ、バナナ。
 この3つの中で関係性があるのは?」

多くの学生たちが「チンパンジーとバナナ」をつなげるそうです。
でも海外の学生は「チンパンジーとパンダ」をつなげる。

日本の学生は「チンパンジーがバナナを食べる」という関係性。
海外の学生は「チンパンジーとパンダは動物」という関係性。

この話を聞いて「チンパンジーにはバナナ」という
固定観念を捨てて、
もう1つの見方ができるようになりたいなと思いました。
そして子供達にも先入観や固定観念に凝り固まるだけでな
色々な角度からモノを見られる人になって欲しいなと思います。